TEL: 011-706-5056
FAX: 011-706-7866
北海道大学 大学院医学研究院微生物部門免疫学分野
ワクチン研究開発拠点(IVRed)
Department of Immunology, Faculty of Medicine and Graduate School of Medicine, Hokkaido University
免疫学教室
See our relevant publications in Science (2005) 307, 731-4.
Photograph courtesy of Dr. Jorge Galan. See our relevant publications in Cell (2002) 110, 191-202.
See our relevant publications in Science (2005) 307, 731-4.
免疫学研究室へようこそ! 〜最近のプレスリリース情報〜
獲得免疫系の新規制御因子の発見に成功(R5.6月)
人間の免疫系は複数の免疫細胞からなり、ヘルパーT細胞を通して免疫反応を引き起こしていますが、ヘルパーT細胞が抗原を見つけ出せる状態にするにはMHCクラスIIという分子が必須です。本研究では、免疫細胞を作るMHCクラスIIに必要なCIITAという分子の制御因子の発見に成功しました。この新しい因子FBXO11は過剰なMHCクラスIIを防ぐ制御機構を解明します。今回のこの発見にて新たな制御因子が発見されたことで、本来攻撃すべきではないものを攻撃しない、MHCクラスIIを適量に整えることができる新しい治療法の開発に繋がりました。
本論文はThe Proceedings of the National Academy of Sciencesに掲載されました。
もっと読む。
・新規がん免疫療法の治療開発について(R6)
・新型コロナウイルスの免疫逃避メカニズムの解明について(R3)
・免疫チェックポイント阻害薬の治療予測方法の開発について(R3)
詳細はこちら
最新情報
教授ご挨拶
当研究室では、自然免疫系およびMHC遺伝子発現の研究を主テーマとし、自然免疫系のレセプターシグナル、免疫系の進化、炎症性疾患発症機序の解明、癌免疫の機序、新しいバイオマーカーの開発、新規癌免疫療法の開発など様々なテーマに取り組んでいます。
もっと詳しく知りたい方は
MHC Class I
メンバー
*教室メンバー募集中!*
当研究室の研究にご興味のある方、研究に打ち込みたい方、一緒に成長したい方、指導・サポート致します!是非一度ご連絡を✨✨
MHC(ヒトではHLA)分子は、近代医学において最も重要な分子の一つです。該当分野に対するノーベル賞が過去3回、計6人の科学者に授与されていることからも、その重要性が推察されます。私たちの研究グループはMHCクラスI分子の基幹制御因子(CITA又はNLRC5)を発見しました。この因子を研究することにより、ウイルスなどの感染症や癌、そして臓器移植拒絶反応を理解し、新しい治療法を生み出すことに繋がります。
MHC Class I
クローン病
クローン病
クローン病は比較的若い人に起こる病気で、消化管に慢性の炎症が起こる炎症性腸疾患の一つです。寛解と再燃を繰り返し、根本的治療法は未だありません。NOD2はクローン病の発症原因になる遺伝子として最も重要なものです。私たちは、NOD2の腸管における機能を発見しました。